化学反応が起こるには?
こんにちは、ケミストSです。
身の周りには化学反応が溢れています。(こちらを参照)
しかし化学反応は、簡単に起こるものとは限りません。
働いてお金を得るのに似ていると思います。
労働という対価に応じて、得られる額が変わりますね~
(労働という山を越えて~。ちなみに化学ではこういう感じの図がよく出ます。)
化学反応が起こるのも、これと似ています!
つまり、
化学反応が起こるためには、エネルギーという対価が必要
です。
卵の料理で考えてみましょう;
何もしないで放置すると、何もおこりません。(というか、腐る)
加熱でエネルギーを与えることで、素敵な「目玉焼き」に変身します!
さらに高い次元の料理といえる「卵焼き」にしたければ、
それ相応のエネルギーが必要になります。(=材料や手間ヒマ)
このように、
対価に応じて、価値ある化学反応が起こります!
世の中に革命を起こすような
画期的な化学反応を普通に実現しようと思うと難しく、
もしできても、エネルギー面や費用などで問題アリが多いです。
ところが・・・
実は化学反応を起こす条件対価をチャラにし、
なんなら、昔は不可能だった化学反応をも可能にする
ヤバいものがあります:「触媒」です!
次回はこの触媒を書く予定です。
ノーベル化学賞の話題も出てきます。たぶん。
そんくらいスゴイものです。お楽しみに~
今日はこの辺にて!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
ケミストS
夢の新エネルギー
こんにちは、けみすとSです。
燃料を燃やすとエネルギーが出ます。
でも、二酸化炭素CO2も出るから好ましくないと言われます。
しかし!実は、
燃やしてもCO2が出ない夢のエネルギーがあります。
水素です!!!
なんと、燃やしても水しか出ない!!
クリーンなエネルギーと言われます。
さらに、水からもう一回水素を得ることができます!
つまり繰り返し使える、エコな燃料でもあります!
(架空の話ではありません。)
・・・・しかし問題が1つ。
水から水素を得るためにもエネルギーが必要なんです。
エネルギーを得たいのに、そのためにエネルギーが要る。
ご安心を!!!
地球には最強のエネルギー源があるのをお忘れなく。
太陽光です!!!
太陽が地球に対して1年間に与えるエネルギーは、
全人類が1年に使うエネルギーの1万倍!!
まじはんぱない!
つまり今世界中でHOTなのは、
太陽光で水素をつくること
いわゆる
人工光合成
と言われる分野です。
(※水素以外のものを作る場合も一般には含む)、
世界中で数多くの国家プロジェクトが動いています。
(日本でも3つくらい国家プロジェクトある)
水素って、一番小さい分子なのに
だからこそなのか、いろいろとすごいです。
もちろん太陽があってこそ、ですが。
今日はこの辺にて。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
ケミストS
必要は勉強の母
こんにちは、ケミストSです。
前回に続けて化学反応について書く前に
コーヒーブレイクしましょう★
学生時代を思い出してみてください。
(いま学生の方は今を)
誰しも得意な科目があり、
苦手な科目があった(ある)と思います。
私の苦手科目は、美術!
頑張って絵をかいたり彫刻してるのに、
成績は散々でした~~笑。
余談ですが、私は字を書くのも得意ではありません。
小学校の頃、「象形文字のケミストS」と言われてました。
つまりアレです、普通の人には解読不能ということです。。苦笑
綺麗な字を書く方をみると、「ああ~」ってなります。
別に化学も得意だったわけではありません!
高校はまだしも、大学の成績は芳しくなかったです。
なんとなーく楽しくて研究をやっているうちに、
必要に迫られてもっと勉強をするようになり、
気が付いたらハマっていた、に近いです。
さらに重要なのは、こうしてブログを書いているうちに、
いい加減なことを書くわけにはいかないということで、
怪しかった部分もしっかり勉強するようにもなりました!
やはり、
「必要」であることが原動力
になりますね。必要は勉強の母ですね。
化学を少し学んでみたい、という方には
こちらの本をおススメします;
実はこれは翻訳版です。
化学と一緒に英語も学びたいという方には、
原文であるこちらがおすすめです;
こちら著者の巧みな言葉遊びが多く、いろいろと楽しいです。笑
今日はこの辺にて。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
ケミストS
化学反応とは?
こんにちは、ケミストSです。
今回は、化学の根本ともいえる「化学反応」について
概略を書きます。
歴代のノーベル化学賞を見てみてください。
そのほとんど全てが、
新しい化学反応を「作った」or「発見した」だと思います。
例えば、
2010年:クロスカップリング反応の開発 (=作った)
2015年:DNA修復の仕組みを解明 (=発見した)
2019年:リチウムイオン電池の開発 (=作った)
では化学反応ってなんなのでしょう??
私が思うにひとことでいうならば、
化学反応=全く別のものに変化すること
かなあと思います。
例を挙げてみましょう。
■色という化学反応
植物が緑色なのは、それ以外の色の光を吸収して使っているから。
その他にも例えばカラフルな花火の色も、
スマホの画面が光るのも、
そもそも目で色が認識できるというのも
全て化学反応です。
■お肉がおいしくなるという化学反応
そもそも本当においしい食材なら、
塩をふってそのままかじりついた方が良い。
と言う料理研究家がいます
牛肉は生でも食べられるわけですが、
なぜわざわざ焼くのか?
赤色だったお肉を焼くと褐色になりますね。
この褐色に変化するというのが化学反応です。
(メイラード反応といいます。)
この化学反応によって
「全く新しいうまみ成分=香ばしさなど」が創造されるから
生で食べるよりもおいしくなるのです!!!
■薬が効くのも化学反応
例えば痛み止めして知られるロキソニンとかは、
痛くなるという化学反応を「止める」ことで痛みを和らげます。
(詳細が気になったアナタは、「COX阻害剤」でググりましょう。)
挙げだしたらキリがないですね~
とりあえず身の周りはほとんどすべて化学反応です。
次回は「化学反応が起こるためには?」です。
お楽しみに~。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
ケミストS
リアクションについて
突然ですが、なぞかけをしましょう!
化学者とかけまして~
お笑い芸人と解く。
その心は?
どちらもリアクションを求めるでしょう~☆★
ケミカルなリアクション (化学反応)
コミカルなリアクション (笑い、反響)
いかがでしょうか~
別解があったらぜひ教えてください!
*****
それでは、すこし真面目な?話をします。笑
リアクションって大事ですよね。
先日、小さな勉強会みたいなのがあって、
私が講師を務めました。
伝えるって、新たな気づきが多いから嬉しいですよね。
でも私ケミストSがもっと嬉しかったのは、
発表後に、参加者の方から多くの反響をいただいたことです。
大したことは話してないですが、
ものすごい感謝感激を頂きました。おそらく、
聞いてくださった参加者よりも伝えた私の方が、
もっと喜びを多く得たのではないかと思いました~
なので今後は、伝えてくださる方に対して、
もっとリアクションをとろうと感じました!
(もちろん真心で、です!)
次回はケミカルなリアクションについて書きます。(たぶん)
化学反応って、人間みたいだと思います。
詳細は、そのときに書こうと思います!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
ケミストS
SDGsってなんだろう
こんにちは。
SDGsってなんだろうと考えて始まり、
SDGsって何かを少し分かった今週でした。
ケミストSです。
今週の私をひとことでいうと、
THE無知
でした。
いろんな方と接する中で、
ケミストS「これって××ですよね!!」
と言うと、
他の方A「▲▲と思います」
他の方B「▲〇ですね」
他の方C「▽▲」
みたいな見当違いが多くて、時に他の方々の気分を
害してしまうことも多くあった週だったと感じました。
*****
私はケミストの端くれとして、
SDGs(=持続可能な開発)を考えて生きていますが、
正直「持続可能な」と言われてもピンと来ない場面が
多くありました。
今週、余りにも無知で
問題を起こすことが多かったので、
「一歩引いて、いろんな立場を考えよう」
と気をつけるようになりましたが、
週末になってふと気が付きました;
あれ?これってSDGsの基本理念じゃね?
※SDGsの基本理念=「誰一人取り残さない (leave no one behind)」
→→→ 自分も他者も、現在も未来も考えること
と。
当たり前のように思われるかもしれませんが、
個人的にこれは衝撃的でした。
たぶんもっと深いものだと思いますが、
先週よりはよく分かったような気がしております。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
ケミストS