愉快なケミストーリー

東京都足立区キリスト教の教会Sail of the Lord Church(セイルオブザロードチャーチ)の化学者Sによるブログ(ケミストーリー)です。

化学者の本気のモノしらべ(前編)

こんにちは、ケミストSです。

 

前回は「つくる」ことでした。

今回は、「つくったものを調べる」

ことについて書きます!

 

相手を良く知ろうとするとき、

質問をしますよね。

例えばバイトや就活のときの面接。

 

質問の受け答えをみて、

あーこういう人なんだな

というのが分かります。

 

化学者が、つくったモノを

よく知ろうとするときも

やることは同じです。

でも、人間らしく(?)なったのは

割と最近のことかなと思います。

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 昔は、つくったモノを確かめる際に

それを舐めていたそうです!

甘いから○○だ、苦いから▲▲...

「ペロッ...これは...青酸カリ!」

を地で行っていたんです笑

 

世界初の人工甘味料が見つかったのも、

化学者が手を洗わずに食事をしたとき

「甘ッ!!」

となったのがきっかけらしいです。

 

当然これには限界がありました。

コナン君みたいな味覚の超人にしか成果出せないし、

個人差があるから再現性に難ありだし、

そもそも舐めたらアカンやつもある。

 

 

なので次第に、

(直接人が手を下さずに)壊す

ことで調べる方法が開発されるようになりました。

 

燃やしてみたり、

引っ張ってみたり、

電気を流したり・・・

 

舐めるよりも優れた方法でしたが、

依然としていくつか課題がありました。

調べるのに必要な量が多かったのと、

壊すわけだからもう元に戻せないことです。

 

面接をするときで考えてみるなら、

ものすごく長時間拘束されて、

さらに圧迫面接されてメンタル崩壊する

のは大変ですよね。

 

近年では、

もはや壊すことなく、それどころか

もっと精度よく

調べられるようになりました;

 

光の利用です!

赤外線、紫外線、X線、ラジオ波・・・

数えきれないほど多くの研究が行われています。

 

長くなってしまったので、続きは次回にします!

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

 

ケミストS

 

※相当ざっくりと書いているので、ツッコミどころはあります。

また最善の注意はしていますが、間違っている箇所もあるかもしれません。

ご容赦ください。